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三軒茶屋駅前メンタルクリニック
  TEL 03-6804-0126

  東京都世田谷区三軒茶屋1-37-8
  ワコーレ三軒茶屋64ビル5階

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ケース2 過食、過眠を伴う「うつ病」
     パートEさん(35歳女性)

Eさんは、最近どうも気力がわかず、体が重くなって活動的でなくなりました。長く続けたパートも3か月前にやめ、日中も昼寝ばかりしています。
食欲は旺盛で、間食をとりすぎるせいで少し太りました。外面的には表情にもゆとりがあるため、不調だと言っても家族はとりあってくれません。

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これは非定型うつ病と呼ばれる状態である可能性があります。
通常のうつ病は食欲低下、不眠を伴うのですが、非定型うつ病では逆に「寝過ぎ」や「食べ過ぎ」の状態になります。
周囲の人からみるとあまり重症感がありません。日中はなんとか買い物に行き、たまに楽しいことに没頭します。このため、「怠けているのではないか」と誤解されて、人間関係がぎくしゃくするようなこともあります。
しかし、非定型うつ病はアメリカ精神医学会の診断基準にものっている立派なうつ病の一種です。

通常のうつ病にくらべて、やや長引きやすい傾向があります。
軽症例が多いため、受診せずに何年も家でゴロゴロしていたということも珍しくはありません。当初の治療は通常のうつ病と同様でよいのですが、これが無効な場合があります。あるいは処方を受け、何となく楽になったような気がしないでもないが、体が重いという状態は持続して、基本的な生活自体は変わっていないというケースもよく見受けられます。

これらの場合には、私は認知行動療法を取り入れています。
非定型うつ病の患者さんは、スケジュールが入っていると、意外に関心をもって行動に没頭することがあります。しかし、ご本人はスケジュールに没頭していたことすら意識しておらず、ただ不調に過ごした記憶しか残りません。したがって、ご本人がある程度関心をもって取り組める課題は何かということを見つけ出すことに、治療者と患者さんが協力して取り組まなければなりません。

また、このような状態になりやすい方の特徴として、「人に拒絶されることに対して過度に敏感である」という点が指摘されています。友人と会うはずだったのに、電話がかかってきてキャンセルになると、「自分は嫌われているのではないか。もう会えないのではないか。」と極端にくよくよしてしまうという性格傾向です。
もちろんすべての非定型うつ病に当てはまるとは限りませんが、こうした性格傾向が認められる場合には、もう少し対人関係を客観的にみつめて現実的な対処を習得する必要があります。

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